今日は昨日ご紹介したPasswordMakerの使い方について簡単に説明したいと思います。
ここでは一般的な設定についてお話します。なので、すでにお持ちのアカウントでの設定についてはまた後日
まずこの拡張は、ユーザー名・マスターパスワード・ドメインやサブドメインなどのURL(またはその一部)この三つの要素の組み合わせから、ハッシュ関数を使ってパスワードを生成してくれます。(この三要素のうち一つ以上はパスワード生成に必要です。)
つまりこの要素のうち一つ以上は設定しなければなりません。
まあ難しいことは考えずに、三つ設定しちゃいましょうw
セキュリティ的には、一番安全です。
PasswordMakerをインストールして再起動すると、右下のステータスバーにリングのアイコンが表示されるようになったと思います。これをクリックしてください。
以下のダイアログが表示されると思います。
まず”Master Password”を設定しましょう。
入力するだけですが、絶対忘れないでください!!当たり前ですが・・・。
すぐ下のメニューでは、マスターパスワードの扱いについて設定します。
- ”Do not store master password”
- パスワードの入力の際毎回マスターパスワードの入力を求められます。
- ”Store master password in memory”
- ブラウザーを起動して初回のパスワードの入力の際、マスターパスワードの入力を求められます。
- ”Store master password on disk & memory”
- マスターパスワードの入力は求められませんが、セキュリティ的にはお勧めできません。(一応マスターパスワードは暗号化され保存されてますが・・・。)
ちなみにパスワード入力ダイアログは、以下のような感じです。
(設定でこのパスワードの入力を、二回求めるように設定できます。そのときは、入力フォームが二箇所出てきます。)
次に”Advanced Options”をクリックしてください。
すると以下のダイアログに変わります。
”DeFaults”のところで右クリックすると、”Settings”とあるはずです。
ここをクリックすると以下のダイアログが出てきます。
”Account Specific Settings page1”の設定
- ”URL Components”
- ここではどのURLの要素をパスワード生成に使用するかを設定します。
デフォルトの”Domain”のままで結構だと思います。 - ”Username”
- ここではユーザー名の要素を決めるのですが、このユーザー名は自動入力させるときのユーザー名にも使用されます。
なのであなたがよく使用するアカウント名を入力してください。 - ”Auto-populate username&password・・・”
- これをチェックすると、自動入力してくれますが・・・、Defaultで設定すると全てのページでPassword Makerが機能してしまうので、設定しないことをお勧めします。
- ”Password Details”
- 生成されたパスワードの強さ(安全性)と、生成された実際のパスワードを表示してます。(隠すように設定することも、できます。)
それでは”Page 2”へ移動してみましょう。
以下のダイアログが表示されるはずです。
”Account Specific Settings page2”の設定
- ”Use l33t”
- ”l33t”というのは”Leet”という意味で、外人が使うギャル文字みたいなものです。”You”を”u”と書いたり、”to”を”2”と書いたりするあれです。
これを”Leetspeak”といいます。ここではパスワードの生成にこれを使うかどうか設定します。
設定するなら、”before generating password”ってやつにしてください。(他は後ほどパスワードに使用する文字列を指定するのですが、生成されるパスワードに、指定した文字列以外の文字が含まれる可能性があるため、使用には注意が必要です。) - ”Hash Algorithm”
- これはパスワード生成に使う関数で、いくつかあると思いますが、”HMAC-MD5”や”HMAC-SHA-1”などが強いそうです。(よくはわかりませんが・・・。疲れてきたハアハア)
- ”Password Length”
- これは生成するパスワードの文字数です。
- ”Caracters”
- パスワードに使用する文字列を指定します。
クリックしたときに一番上に表示される項目は(端が切れて全部表示されないやつ)、全ての記号を使用します。(これは通常パスワードには使えませんね)
なにが使えるかと言うと・・・・ありません。私は自分で項目を追加しましたが・・・・あえて言うなら、上から2番目か4番目ですかね。 - ”Modifier”
- とりあえずは、設定しなくてもいいです。何をするのかと言うと、パスワードの生成のための要素を加えているような感じです。
- ”Password Prefix””Password Suffix”
- これは生成されたパスワードを前後それぞれから置き換えるように設定するものです。
これは一時的には、かまいませんが、置き換えた文字から、容易にパスワードの内容がわかってしまうので(置き換えた文字列がPasswordMakerアイコンのTooltipに表示されるので・・・。)、パスワードの乗り換えなどのときのみ使用してください。
これで設定は完了です。
パスワードの入力ダイアログがあるページへ移動してみてください。アカウントなどの入力フォームへカーソルを置き右クリックすると、コンテクストメニューにPassword Makerのメニューがあります。中に”Coolkey”があると思います。
これをクリックすると、アカウントとパスワードが入力されたと思います。(もちろん自動で入力するように設定できますが・・・今日はこの辺でご勘弁を・・・。)
いかがでしょうか?