December 02, 2005

Password Makerのまとめ

Firefoxの拡張です。

特徴
パスワードをマスターパスワード、サイトのURL、ユーザー名からハッシュ関数を用いて生成し、指定したサイト(全てのサイトでも可ですが、あまり意味はないでしょう。)でアカウントとパスワードの自動入力をしてくれます。
日本語化
拡張本体にLocaleフォルダーがありません。(本体に直接拡張のダイアログ等に表示される文字列が記入されている状態です。)ということで、開発元にLocaleフォルダーの作成依頼をしております。(そのまま日本語化も可能ですが、将来のアップデートの対応がしにくいので・・・。私自身の使用には問題ないので、要望が強ければ考えますが・・・・。)今のところ、以下に記した長い説明で勘弁してください。

使用法

December 01, 2005

Password Makerの使い方(その2)

今日はすでにお持ちのアカウントの登録をしたいと思います。とりあえず例として、Yahooのアカウントを登録してみたいと思います。

アカウントの追加設定

まずログインページへいきましょう。
URLは”https://login.yahoo.co.jp/config/login?.src=・・・・・”のような感じになってると思います。

ここでPassword Makerのステータスバーアイコンを右クリック
オプションダイアログが表示されたと思います。

そんでもって”Default・・・”あたりを右クリックすると以下のようなコンテクストメニューが表れます。

PasswordMaker09.jpg

”New Group”を選択します。するとグループ名の入力を求めるダイアログが出てきます。

PasswordMaker10.jpg

グループ名を入力し、そのグループ名のところで右クリックすると、以下のようなコンテクストメニューが出てきます。

PasswordMaker11.jpg

”New Account”を選択してください。
以下のダイアログが出てくるはずです。

PasswordMaker12.jpg

まず”Page1”の設定をしましょう。

”Name””Notes”
ご自由に入力してください。
”When URL contains”
以下で説明する自動入力を、ここで入力したURL(ドメイン・サブドメインなど)が表示中のページのURLに含まれる場合有効にします。
”Use This URL”
パスワード生成に使用するURLを設定します。(設定をなくしたときのためにドメイン等にしておいたほうが無難です。)
”Automatically populate username・・・・”
自動入力を設定します。自動入力を設定しない場合、右コンテクストメニューの”Coolkey”から入力が可能です。

”Page2”の設定は、
PasswordMakerの設定(その1) を参考にしてください。

おまけ他にも設定があるので補足します。

”Global setting”の設定

PasswordMaker13.jpg
”Mask Generated Password ・・・・”
生成したパスワードをアスタリスクで隠します。
”Hide Master Password Field ・・・・”
マスターパスワードの入力フィールドを隠します。
”Confirm master password by ・・・・・”
マスターパスワードの入力を二回求めるように設定します。
”Show all passwords on web ・・・・”
Webページでパスワードを入力すると通常はアスタリスクで隠されますが、そのまま表示するように設定します。
”Enable browser auto-complete ・・・”
ブラウザーのパスワードマネージャーによる自動入力機能を停止します。
”Auto-clear clipboard”
Password Makerのオプションダイアログの”Copy Generated Password To Clipboard”を押したときに、クリップボードにパスワードが保持される時間を設定します。
”Show statusbar indicator”
ステータスバーのアイコンの表示を設定します。
”Action to take when Coolkey ・・・”
自動入力の設定をします。(自動入力しない・全て置き換える・空欄のみ入力・全て空欄にする等)

大体お分かりいただけたでしょうか?
わかりにくい・文章が読みにくい等あればつこっみいれてください。

November 30, 2005

Password Makerの使い方(その1)

今日は昨日ご紹介したPasswordMakerの使い方について簡単に説明したいと思います。
ここでは一般的な設定についてお話します。なので、すでにお持ちのアカウントでの設定についてはまた後日

初期設定

まずこの拡張は、ユーザー名・マスターパスワード・ドメインやサブドメインなどのURL(またはその一部)この三つの要素の組み合わせから、ハッシュ関数を使ってパスワードを生成してくれます。(この三要素のうち一つ以上はパスワード生成に必要です。)
つまりこの要素のうち一つ以上は設定しなければなりません。


まあ難しいことは考えずに、三つ設定しちゃいましょうw
セキュリティ的には、一番安全です。

PasswordMakerをインストールして再起動すると、右下のステータスバーにリングのアイコンが表示されるようになったと思います。これをクリックしてください。
以下のダイアログが表示されると思います。

”Basic Optionsの設定”

PasswordMaker01.jpg(19025 byte)

まず”Master Password”を設定しましょう。
入力するだけですが、絶対忘れないでください!!当たり前ですが・・・。
すぐ下のメニューでは、マスターパスワードの扱いについて設定します。

”Do not store master password”
パスワードの入力の際毎回マスターパスワードの入力を求められます。
”Store master password in memory”
ブラウザーを起動して初回のパスワードの入力の際、マスターパスワードの入力を求められます。
”Store master password on disk & memory”
マスターパスワードの入力は求められませんが、セキュリティ的にはお勧めできません。(一応マスターパスワードは暗号化され保存されてますが・・・。)

ちなみにパスワード入力ダイアログは、以下のような感じです。
(設定でこのパスワードの入力を、二回求めるように設定できます。そのときは、入力フォームが二箇所出てきます。)

PasswordMaker08.jpg

次に”Advanced Options”をクリックしてください。
すると以下のダイアログに変わります。

PasswordMaker02.jpg(10656 byte)

”DeFaults”のところで右クリックすると、”Settings”とあるはずです。

PasswordMaker03.jpg(17893 byte)

ここをクリックすると以下のダイアログが出てきます。

”Account Specific Settings page1”の設定

PasswordMaker04.jpg(18518 byte)
”URL Components”
ここではどのURLの要素をパスワード生成に使用するかを設定します。
デフォルトの”Domain”のままで結構だと思います。
”Username”
ここではユーザー名の要素を決めるのですが、このユーザー名は自動入力させるときのユーザー名にも使用されます。
なのであなたがよく使用するアカウント名を入力してください。
”Auto-populate username&password・・・”
これをチェックすると、自動入力してくれますが・・・、Defaultで設定すると全てのページでPassword Makerが機能してしまうので、設定しないことをお勧めします。
”Password Details”
生成されたパスワードの強さ(安全性)と、生成された実際のパスワードを表示してます。(隠すように設定することも、できます。)

それでは”Page 2”へ移動してみましょう。
以下のダイアログが表示されるはずです。

”Account Specific Settings page2”の設定

PasswordMaker05.jpg(17891 byte)
”Use l33t”
”l33t”というのは”Leet”という意味で、外人が使うギャル文字みたいなものです。”You”を”u”と書いたり、”to”を”2”と書いたりするあれです。
これを”Leetspeak”といいます。ここではパスワードの生成にこれを使うかどうか設定します。
設定するなら、”before generating password”ってやつにしてください。(他は後ほどパスワードに使用する文字列を指定するのですが、生成されるパスワードに、指定した文字列以外の文字が含まれる可能性があるため、使用には注意が必要です。)
”Hash Algorithm”
これはパスワード生成に使う関数で、いくつかあると思いますが、”HMAC-MD5””HMAC-SHA-1”などが強いそうです。(よくはわかりませんが・・・。疲れてきたハアハア)
”Password Length”
これは生成するパスワードの文字数です。
”Caracters”
パスワードに使用する文字列を指定します。
クリックしたときに一番上に表示される項目は(端が切れて全部表示されないやつ)、全ての記号を使用します。(これは通常パスワードには使えませんね)
なにが使えるかと言うと・・・・ありません。私は自分で項目を追加しましたが・・・・あえて言うなら、上から2番目か4番目ですかね。
”Modifier”
とりあえずは、設定しなくてもいいです。何をするのかと言うと、パスワードの生成のための要素を加えているような感じです。
”Password Prefix””Password Suffix”
これは生成されたパスワードを前後それぞれから置き換えるように設定するものです。
これは一時的には、かまいませんが、置き換えた文字から、容易にパスワードの内容がわかってしまうので(置き換えた文字列がPasswordMakerアイコンのTooltipに表示されるので・・・。)、パスワードの乗り換えなどのときのみ使用してください。

これで設定は完了です。

パスワードの入力ダイアログがあるページへ移動してみてください。アカウントなどの入力フォームへカーソルを置き右クリックすると、コンテクストメニューにPassword Makerのメニューがあります。中に”Coolkey”があると思います。

PasswordMaker07.jpg

これをクリックすると、アカウントとパスワードが入力されたと思います。(もちろん自動で入力するように設定できますが・・・今日はこの辺でご勘弁を・・・。)
いかがでしょうか?